クレンジングのオリジナルブランド立ち上げを目指す方向けに、OEMの費用相場、小ロット製造のコツ、剤型の種類、おすすめメーカー比較まで網羅的に解説する専門メディアです。

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クレンジングの主要7剤型と特徴

クレンジングの主要7剤型を比較して選ぶ


クレンジングOEMで最初に決めるべきは剤型です。剤型は洗浄力・使用感・価格帯・容器・製造難易度のすべてに影響するため、ここが曖昧なままだと見積もりも定まりません。


剤型別の特徴比較


剤型洗浄力の傾向使用感の特徴製造難易度相性の良い容器
オイル高め濃いメイクも落としやすく、すすぎが要低〜中ポンプボトル
バーム高め体温で溶けるとろけ感、質感で差別化しやすいジャー、チューブ
ジェル(水性)みずみずしく軽い、まつエク対応がしやすいチューブ、ポンプ
ジェル(オイルイン)中〜高軽さと落ちの良さの両立中〜高チューブ、ポンプ
クリームこっくりして摩擦が起きにくいチューブ、ジャー
ミルク低〜中やさしい洗い上がり、乾燥しにくい低〜中ポンプボトル
ウォーター(リキッド)拭き取り・時短、ふき取り時の摩擦に注意ポンプ、キャップボトル

剤型を選ぶときの判断軸


  • ターゲットのメイクの濃さ:しっかりメイク層ならオイル・バーム、ナチュラルメイク層ならミルク・ジェル
  • 想定売価:バームは体験価値が高く中〜高価格帯に、ジェルやミルクは中価格帯に乗せやすい
  • 納期と予算:短納期・低予算ならストック処方が豊富なオイルやジェルが有利
  • 売り場:ECでの単品訴求か、サロンでの対面販売か、店頭か
  • W洗顔の有無:W洗顔不要にするなら洗浄後の残留感と乾燥のバランス設計が必要

バームを選ぶ場合の注意点


バームは近年人気の高い剤型ですが、固形化のバランス調整や、体温での溶け方、季節による硬さの変化などを詰める必要があり、処方設計と試作に費用も時間もかかりやすい剤型です。試作回数が増えれば、追加試作費や納期の後ろ倒しが発生する可能性もあります。


初挑戦でバームを選ぶなら、バームのストック処方を複数持っているメーカーを選ぶのが現実的です。ゼロから作るのではなく、既存処方の香りやテクスチャーを調整する方向であれば、期間もコストも読みやすくなります。


ターゲット別の処方設計と最新トレンド


クレンジングは「落ちること」だけで選ばれる時代ではなくなりました。落とした後の肌状態まで含めて評価されるため、処方設計もターゲットの悩みに沿って組み立てる必要があります。


ターゲット別の設計例


ターゲット重視される要素相性の良い剤型訴求の方向性
Z世代価格、SNSでの見え方、環境配慮バーム、ジェルテクスチャーの動画映え、香り、詰め替え対応
30〜40代毛穴、くすみ、時短オイルイン、クリームW洗顔不要、朝晩の使い分け
エイジング層乾燥、摩擦、ハリクリーム、ミルク保湿成分の設計、洗い上がりのしっとり感
敏感肌刺激、成分のシンプルさミルク、クリーム低刺激設計、香料の有無を選べる展開
メンズ皮脂、毛穴、さっぱり感ジェル、オイル男性向けの容器デザイン、コンビニ的な手軽さ
サロン専売施術との連動、指名買いクリーム、バーム大容量サイズと家庭用サイズの2展開

押さえておきたいトレンド


近年のクレンジング市場では、メイクを落とす機能に加えて「洗い上がりのスキンケア効果」を打ち出す処方が主流になりつつあります。具体的には、こすらずに済む摩擦レス設計や、肌のバリア機能を守ることを意識した処方設計が支持を集めています。


サステナビリティ対応も、ブランド価値に直結する要素になってきました。バイオマスプラスチックを使った容器の採用や、環境負荷の少ない界面活性剤を用いた処方は、価格以外の選ばれる理由をつくります。


そのほか、実務でよく相談されるトレンド要素は次のとおりです。


  • まつげエクステ対応:油分の設計を調整し、施術者からも推奨されやすくする
  • W洗顔不要:手間を減らしつつ、洗浄後のつっぱり感をどう抑えるかが設計の要
  • 温感・清涼感:体験価値をつくりやすく、レビューや口コミで言及されやすい
  • クレイ・炭配合:毛穴訴求と親和性が高い
  • 無香料と天然精油の2展開:好みが割れる要素をラインで吸収する
ただし、こうしたトレンド要素は「入れれば売れる」ものではありません。ターゲットが本当に困っていることと結びついているかを、必ずコンセプトに立ち返って確認してください。

容器・パッケージの選び方とコストコントロール


容器は使用感と原価の両方に直結します。中身が同じでも、容器の選択次第で1本あたりの原価が数百円単位で変わることは珍しくありません。


容器タイプの比較


容器相性の良い剤型コスト感特徴
ポンプボトルオイル、ミルク、ジェル適量が出しやすく衛生的。ポンプ部分の単価が高め
チューブジェル、クリーム、バーム低〜中軽量で持ち運びやすく、印刷面が広い
ジャーバーム、クリーム中〜高高級感を出しやすい。スパチュラの同梱を検討
スパウトパウチジェル、ミルク詰め替え用に有効。環境配慮訴求と相性が良い
キャップボトルウォーターシンプルで低コスト。大容量に向く

化粧箱を使うかどうかの判断


化粧箱は世界観を伝える力が強い反面、箱代・印刷代・封入作業費が加わるためコストが上がります。予算を抑えたい場合は、シュリンク包装や封印シールで未開封性を担保する方法があり、これだけでも1本あたりの資材コストを圧縮できます。


判断の目安は販路です。ギフト需要や店頭販売、ブランド体験を重視するなら化粧箱、EC単品販売でコスト効率を優先するならシュリンクや封印シールという整理がしやすくなります。


容器で失敗しないためのチェックポイント


  • 中身との相性テスト(オイルや精油で容器が変形・変質しないか)
  • 充填機との適性(粘度の高いバームはノズルや充填方法が限定される)
  • ポンプの吐出量が中身の粘度に合っているか
  • 容器のMOQ(最低発注数)が製造ロットと合うか
  • ラベル面積が全成分表示・注意書きを収めるのに足りるか
  • 印刷方法と版代の有無、リピート時の版の保管条件
  • 詰め替え展開を将来的に想定するか
特に見落とされやすいのが、全成分表示のスペースです。デザインを詰めた後で「表示が入らない」と判明すると、レイアウトのやり直しが発生します。デザイン着手前に、表示すべき項目を一覧で確定させておくのが確実です。
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